HOME>マンスリー特集:Vol.1
最初に、このWeb業界では、人並み以上の努力をすることはもちろんですが、加えて身につけたい2つのスキルがあると考えています。ひとつは「テクノロジースキル」。これはHTMLやFlash、動画などを扱う、個々の技術や技能です。もうひとつはクライアントや仲間と良好な関係を築く「コミュニケーションスキル」。これは人との対話を通して人間らしさを大切にすることだとも言えます。たとえば、メールで大切な事柄をやり取りする場合、こちらからメールを送信しただけで、仕事をした気分になってはいませんか?相手からレスポンスがないときもそのままにしていませんか?返信がなければ、すぐに電話し確認する。細かなことですが私たちはこのようなコミュニケーションをとても大切にしています。仕事をする上で、クライアントに満足してもらえることが、信頼感を生み出し、次のビジネスにもつながっていくのです。
デザイナーやディレクターなど多くのエキスパートが関わってWebの世界は構築されています。しかし、専門職といえども、自分の仕事に携わりながら常に全体を見渡すスタンスも重要です。こんな面白い話があります。ある人がレンガを積み上げている職人に質問しました。ひとりの職人は「壁を作っています」と答えます。また別の職人は「教会の壁を作っています」。さらに別の職人は「日曜日には町中の家族が集まってにぎわう教会の壁を作っています」。さて、どの職人が作った壁がもっとも完成度が高いでしょうか?それはいわずもがなでしょう。企画を俯瞰して、自分が今、何をやっているのか、何をやらなければいけないのか、何を求められているのか、クオリティの高いものづくりのためには、プロジェクトのゴールをしっかり見据える力が必要とされています。
先見性の高さ、これも業界を牽引していく上で重要なテーマです。それは、使用するソフトウェアに対しても、クライアントに対しても同じことが言えます。これから主流になるであろう技術には、全力でチャレンジしていきます。また、これからも問われ続けるであろう柔軟さや俊敏さに磨きをかけ、クライアントのニーズもいち早くキャッチします。私たちのサービスは、新しいテクノロジーと新しい需要をクロスさせ、Webとして具現化することで、双方とって新たなブランド価値を生み出すことでもあります。
この業界での転職は、会社選びが最大のポイントだと考えています。企業の業務内容はもちろん、業界でのポジションや、関わるクライアントなどによって将来のキャリアは大きく異なっていきます。その視点からみると、会社研究が不足している人、イコール明確な目的、ビジョンを持っていない人が特にこのWeb業界においては多いように見受けられます。まずは現時点でのビジョンを明確にすることからはじめましょう。そして、ウイークポイントをも含めた自分自身を客観的に見つめ、自身の得手不得手と真正面から向き合い、きちんと把握した上でどういった道筋を辿ってそのビジョンにたどり着くかをきちんとイメージしておくことが大切なのです。また、そうすることによって、自ずと人生における目的も見えてくるはずです。せっかくWeb業界で仕事をするのなら、Webを通して自分自身の人生をデザインすることは重要でしょうし、またそれを目指すべきではないでしょうか。
Webシステム開発から、音楽や映像を含むコンテンツ作成までをワンストップで手がける株式会社ベースメントファクトリーグループのCEO。トヨタ自動車、三菱電機、アサヒビールなど数多くのコラボレーションワークでその斬新な表現手法が高く評価されている。




![自分の人生をデザインせよ [ 株式会社ベースメントファクトリープロダクション 代表取締役 北村 健 氏 インタビュー ]](/common/images/subCont_monthly_btn01.gif)



