HOME>特集記事:Vol.2
私がはじめて勤めたのは、鉄鋼のシステムを構築する会社でした。システムエンジニアとして、大規模なプロジェクトに関わることができたのですが、その反面、自分の目に成果がはっきりと見えない、というジレンマもあったのです。また、当時imodeやモバイル用のJAVAが登場してきた時期でもあり、その可能性の大きさや面白さを感じたのが、モバイル業界に身を置くようになったきっかけです。そして、現在の会社の前身である株式会社ユニークメディアの立ち上げに参加しました。
モバイルサイトを手がけるエンジニアにとってSI系のエンジニアと違い必要なことのひとつは、「ユーザーインターフェイス志向」です。一般ユーザーにとって、最も使いやすいインターフェイスを常に考えられるかどうかです。今ではiPhoneに代表されるようなタッチパネル式も登場し、多様化していく傾向にあります。そんな環境ですから、対応する技術の常に変化をしています。これまでの思考にすがりつくのではなく、インターフェイスに合わせて、発想も変えていける柔らかい頭を持つことが大切です。
これまで日本のモバイルビジネスは海外とは違うといわれてきました。しかし、状況は変わって来ています。iPhoneやグーグルフォンの参入や海外モバイルマーケットプレイスの登場で日本と同じ様なモバイル課金ビジネスにシフトして行くと考えられます。これにより日本から海外へとモバイルビジネスを展開できるチャンスも大いにあると思います。また、携帯端末と、家庭や仕事場のPCとの連携がこの先さらに進むと思われます。インターネットとハードウエアの連携も進化することでしょう。そうなれば、主としてゲームやエンターテインメントコンテンツを楽しむといったこれまでの流れとは少し違う、生活ツールとしてのモバイル用アプリの開発も面白いと思います。
モバイル端末はあくまでも、システムとサービスを結ぶツールにすぎないと私は思っています。
モバイルであるがゆえに、ベッドに寝転がりながら、テレビを見ながらさまざまな情報やサービスにアクセスできるという意義があります。
そこにモバイルビジネスの可能性が膨らんでいくのです。世の中にこんなサービスがあると良いな、こんな商品があると便利だな、と考えることが未来につながります。
エンジニアにもそんな観点は不可欠です。
自分が携わったサービスが世に出て、一般の方々が使うというところが、モバイルエンジニアという仕事の醍醐味でしょう。それに加えて面白いのは、モバイルという端末の先に、規模の非常に大きなサーバーやシステムがあること。ゲームやエンターテインメントのコンテンツはもちろんのこと、eコマースや決済、銀行や株式やポイント連携といったミッションクリティカルなシステムとも関わっています。ユーザーにとっては小さな画面からのアクセスですが、エンジニアにとっては幅広いフィールドとつながる、やりがいのある仕事だと思います。





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